2007年1月 8日 (月)

新年好!

新年あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。

当ページ、昨年末は諸事情により、更新が滞り失礼しましたが、本年もあせらず
少しずつ更新してまいりたいと思います。
時々のぞいて頂ければうれしく思います。

(湯豆腐)

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2006年12月 7日 (木)

続コラム その2・文化大革命 中(通算27回)

前回の続きです。
ここは続きとして私の「文革」体験談を書きたいところですが、私は「文革」の歴史の嵐の中を生き抜いたわけではありませんので、「文革」の体験談は書けません。
そこで、本を一冊ご紹介申し上げたいと思います。

「上海の長い夜(LIFE AND DEATH IN SHANGHAI) 上下巻・
鄭念(チェン4ニエン4)著 篠原成子、吉本晋一郎訳 原書房」

同書は、鄭念という中国人女性の1966年から1980年中国を離れアメリカに渡るまでの14年間に著者及びその友人に訪れた「不幸」を描いた「文革」体験談です。
鄭念は1966年春まで、シェル石油上海総支配人のアシスタントをしていた、当時の中国の上流階級に属すると思われるご婦人です。
物語は1966年7月「文革」前夜の上海から始まります。
鄭念51才。
物語の舞台は上海であり、上海の有名な建造物名、市井の人々の息づかいを表現した場面などが出てくると、留学等で上海をおとずれた事のある人間は、それだけでうれしくなってしまいます。同書の中に著者の当時の居住地住所に関する記述はありませんが、想像するにどうやら「淮海路」付近に住まわれていたように思われます。

同書の中にも説明する記述が出てきますが、「文革」中は地主、富農、反革命分子、悪人、右派分子、裏切り者、スパイ(特務)、敵の手先、知識人等九種類に分類された人間が批判の対象にされました。著者は、仕事等の関係から外国との関わり合いが多かったため「スパイ」との嫌疑をかけられ、投獄されたようです。
話は少し横道にそれますが、「文革」中に共産党より批判された九種類の人間の中に「知識人」が入っているのは面白いところです。「知識人はえてして傲慢であり、自分のすぐれた知識や教育を自慢している。」毛沢東等の指示に基づき、当時の中国では、本心はともかくこうゆうふうにとらえる事が、社会の常識とされていました。中国語で言うと、「臭老九(チョウ4ラオ3ジィウ3)九番目のはなつまみ者(知識人、読書階級の事)」などと蔑称されていました。

今でも中国の読書階級(インテリ)は、共産党よりある面煙たがれる存在であり(共産党の中国には今でも政治的発言の自由等はありません)、「文革」中に使われた「臭老九」などという言葉を自潮気味に自らに冠し、卑下して見せたりするような所があるように思われます。

また、「文革」当時の中国では同じような理由から医者なども人々の尊敬を集めるような職業ではありませんでした。同書の中にもそんな場面が出てきます。
上海の第一拘置所に収監され半年になろうとする頃、迫害から体調を崩した著者の前にそんなお医者様が現れます。「泳ぎの中で、泳ぎを覚える」等という、毛沢東の「経験」・「知識」を無視した無謀な指示・政策により養成された「医者の仕事をする事によって、医者の仕事を覚える」式のお医者様でした。中国語では当時「赤脚医生(チー4ジャオ3イー1サン1)はだしの医者」等と呼ばれていたようです。ではその頃、「本物のお医者様は何処に行ってしまっていたの?」というと、肉体労働による労働者意識の再教育のため、中国の僻地に「下放(シャー4ファン4)かほう」されてしまっていたようです。

話しが長くなってきましたので、そろそろおしまいにしたいと思いますが、私にはそんな力量はありませんので深入りは避けますが、「中国の歴史の中での知識人(インテリ)の社会的立場の変遷」「日本と中国の職業意識の違い」等は研究するのに面白いテーマではないでしょうか。中国のお医者様は今でも人々の尊敬を集めるような1ランク上の職業では無い様に思われます。

物語の方ですが、著者は「資本主義的な感覚も身に付けた」中国人である様に思われ、われわれから見れば、ある意味「常識人」であるように思われます。そういった著者が、「文革」という「無法・無秩序」の中に投げ込まれ、「常識的」な目から「文革」をながめていきます。われわれは著者の文章を読む事により「文革」を体感できます。また、読んでいるとだんだん著者が好ましい「人物」に思えてきます。
中国に興味がある方でまだ読まれていない方は、ご一読をお薦めします。

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今回関連用語の中国語訳(普通話)
「臭老九(チョウ4ラオ3ジィウ3)九番目のはなつまみ者(知識人、読書階級の事)」
「赤脚医生(チー4ジャオ3イー1サン1)はだしの医者」
「下放(シャー4ファン4)かほう(文革中、都市のインテリ等思想的に好ましくない人物を農業等の肉体労働に従事させる事によって再教育を行うという目的で中国の僻地に派遣する事)」

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(続コラムその3・文化大革命 下 に続きます)

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2006年11月24日 (金)

続コラム その1・文化大革命 上(通算26回)

少しご無沙汰しておりました。
長野は早、雪の季節の入り口にさしかかろうとしております。
浅間山はすでに真っ白です。
今回より少し中国の「文化大革命」について触れてみたいと思います。

中国の「文化大革命」、すでに良く御存知の方もいらっしゃると思います。
百科事典等によりますと「中国の「文化大革命」は、1960年代後半から1970年代前半まで続いた毛沢東らが引き起こした権力闘争を言う。」等となっています。
日本でいうと「高度経済成長」後半、中国でいうと現在60歳台の人が20歳の頃の出来事という事になるでしょうか。まだ、それほど大昔の出来事というわけではありません。

内容としては、引き続き百科事典を見ると、「(文化大革命は、)はじめ毛沢東指示のもと、劉少奇からの政権奪権を目的として林彪の主導により進められた。林彪の事故死後は四人組に率いられて毛沢東思想に基づく独自の社会主義国家建設を目指したが、実質は中国共産党指導部における大規模な権力闘争であった。共産党指導部に煽動された暴力的な大衆運動によって、当初は事業家などの資本家層が、さらに学者、医者などの知識人等が弾圧の対象となった。しかしその後弾圧の対象は中国共産党員にも及び、多くの人材や文化財などが被害を受けた。期間中の行方不明者を含めた虐殺数は最低2000万人と言われる」となっています。
毛沢東という、たった1人の人間の「欲望」を背景とした空前絶後の「人災」でありました。

「文化大革命」中は、それ以前の中国にはあった、さまざまなものが破壊し尽くされました。
「文化大革命」前まで中国人が持っていた「礼節」もこのときに破壊されたといわれているように私は聞いています。
「道端にタンを吐き、やたらに物を捨て、信号を守らない人民。」
このような世界に有名な現代中国人は、そのような事が正しいと教えた「文革」という不幸な時代があったためにできあがっものだと私は考えています。

1980年代私は中国に留学していますが、「ピン」とアトムのような寝癖をつけたまま生徒の前に現れた中国人の先生を見た時には、カルチャーショックを受けたものです。
関係無い外国人にとっては、漫画の中の出来事のようにも感じます。
でもきっと、笑い事ではないのでしょう。

「文化大革命」は、「文革世代」の高齢化に伴い、少しずつ風化しているのかもしれません。しかし、現代中国並びに現代中国人の行動様式を理解する上では、是非、頭に入れておくべき重要な事柄だと思います。

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今回関連用語の中国語訳(普通話)
「文化大革命/十年動乱
(ウェン2ホア4ダー4ガー2ミン4/シー2ニェン2ドン4ルアン4)
文化大革命」 

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続コラムその2・文化大革命 中 に続きます)

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2006年11月14日 (火)

ビジネス中国語 その5・接待Part2(通算25回)

中国の方と付き合うと、時に日本に関するさまざまな質問に出会うことがあるでしょう。中国の方は日本の物に関する関心が高く、ものによっては日本人より良くご存知だったりします。
一昔前は、日本の家電は何処が優秀か?日本では自家用車がいくらで手に入る?等という事が良く話題に上りました。

中国にも情はありますが、意外に現実主義的な方が多いように感じます。
数字で回答を求められるような質問も多いと思います。
以下の様なデータを覚えておくと、中国の方との会話の際、重宝するかもしれません。

富士山 日本最高峰 高さ  3,776m
浅間山           2,568m
東京タワーの高さ       333m
標準時電波塔の高さ 福島 250m 九州 200m 
千曲川(信濃川) 日本で一番長い川 全長 367km

東京の人口 1,267万人
長野県の人口 218万人
長野市の人口 38万人
佐久市の人口 10万人
御代田町の人口 1万4千人
中野市の人口 4万7千人
北京の人口  1,160万人
上海の人口  1,360万人
広州の人口   713万人
梧州市の人口  300万人
香港の人口   694万人
黄河 全長 5,464km
長江 全長 6,380km

ギネスブック 吉尼斯大全(ジー2ニー2スー1ダー4チュアン2)

続コラムその1に続きます

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2006年10月 9日 (月)

生活中国語 その1・床屋(通算22回)

中国に行ったらどんなに言葉が話せない人でも最低1ヶ月に1度は床屋には行かなければならないでしょう。床屋に行って自分のイメージしたとおりに、髪を刈ってもらえないともどかしいものです。私も中国語がほとんど話せない頃、中国で初めて行なった会話は、買い物と床屋での会話であったように記憶しています。そんなわけで、今回は「香港よもやま話」は1回お休みして、床屋での会話を紹介してみたいと思います。

東方書店 「基礎中国語会話〔全25課〕」初版

(基本的な事が学べる良い教科書だと思います)

第20課 「在理发店(ザイ4リィ3ファー1ディエン4)理髪店で」より(訳は少し変えてます)

理髪員: 先生,请这坐。您理什么样

    (シェン1サン・,チン3ザァー4ズオ4。ニン2リー3シェン2モ・ヤン4ズ・ダ・?)

    「旦那、ここにお掛けください。どんな髪型にしましょうか。

山本: 照原来的样子理。

    (ザオ4ユァン2ライ2ダ・ヤン4ズ・リィ3。)

    「もとのとおりに刈ってください。」

理髪員: 刮脸吗?

    (グァ1リェン3マ・?)

    「顔ぞりしましょうか?」

山本: 不用了。刮一下胡子把。

   (ブー2ヨン4ラ・。グァ1イー2シャー4フー2ズ・バ・。)

   「いいです。髭を剃って下さい。

理髪員: 请到这儿来洗头。・・・・擦点儿油吗?

    (チン1ダオ4ザァー4ライ2シー3トウ2。・・・・ツァー1ディアー3ヨウ2マ・?)

    「頭を洗いますので、こちらへどうぞ。油をつけますか?」

山本: 好,少一点儿。

    (ハオ3,サオ3イー4ディアー3

    「はい。少し。」

理髪員: 您看,这样行吗?

     (ニン2カン4,ザー4ヤン4シン2マ・?)

     「ご覧ください。いいですか。」

山本: 很好,谢谢。

    (ヘン3ハオ3,シェ4シェ・。)

    「とてもいいです。ありがとう。」

髪を刈ることは、中国語で「理发リー3ファー1)」もしくは、「剪头发(ジェン3トウ2ファー・)」と言います。パーマは「垫头发(ディエン4トウ2ファー・)」。

理髪員の問いかけ「您理什么样的。ニン2リー3シェン2モ・ヤン4ズ・ダ・?」は、「你要什么发型?(ニー3ヤオ1シェン2モ・ファー1シン2)どんな髪型にしますか?」と聞かれる事が多いでしょう。

山本さんのように、「照原来的样子理。ザオ4ユァン2ライ2ダ・ヤン4ズ・リィ3。)もとのとおりに刈ってください。」と言って、気に入った髪形にしてもらえれば良いのですが、なかなかそうはいかないものです。

短くして「剪短一点。(ジェン3ドアン3イー4ディエン3)」などと言うと、どのくらい短くされるか、ドキドキものです。

私は横分けの簡単な髪型なのですが、「由这里分开(ヨウ2ザァー4リィ3フェン1カイ1)ここで分けて」などと一生懸命説明するのですが、気を許すと「毛沢東」のような髪型にされてしまい、がっかりした記憶があります。

香港・広東省の床屋は、香港人等に「のっぺり」した顔の人が多いせいか、顔ぞりが無く、寂しい思いもしておりました。

本心から「とてもいいです。ありがとう。」と言いたいものですね。

今中国に滞在されている方のご健闘をお祈りします。

(香港よもやまばなしに続きます)

初版とは内容が変わっているかも知れませんが、

基礎中国語会話 基礎中国語会話

著者:輿水 優,康 玉華,王 徳珮
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2006年10月 4日 (水)

香港よもやまばなし その5・生活中国語(通算21回)

中国語にはこんな単語もあります。
(あたりまえかもしれませんが)
後学の為、少しご紹介。ご参考まで。

「酒吧(ジィウ3バー1)」
「カウンターバー」。ホテルのラウンジのようなお酒を飲む所を指します。

「卡楽OK(カー3ラー4オー1ケー1)」
「カラオケ」。日本語が中国語に影響を与えた例です。
時間制になっている所、テーブル代を取る所、しくみはほぼ日本と変わらないでしょう。
日本語の歌を置いてある所も多いようです。
広東省内ではキャバレーの様になってしまっている店もあります。

「脚底按摩(ジャオ3ディ3アン4モー2)」
「足裏マッサージ」。中国本土内の手軽な娯楽になっています。10元(150円)程度で1時間ほど足つぼを揉んでもらえます。

「桑拿(サン1ナー2)」
「サウナ」香港人旅行者がよく行く店を除き女性が安心して入れるような店は少ないように感じます。乾式が一般的なようです。

「咖啡廰(カー1フェイ1ティン1)」
「喫茶店」インスタントコーヒーを探すのがやっとだった20年前の中国と比べ、最近の中国は街中に喫茶店ができ、手軽にレギュラーコーヒーが飲めるようになりました。

「情人酒店(チン2レン2ジウ3ディエン4)」
「ラブホテル」共産党の中国では、そのようなジャンルのホテルは存在しません。(香港にはあります)残業で終バスが無くなり、香港で仕方なく(安いため)それ系のホテルに1人で泊まった事が1度だけあります。

「夜總会(イエ4ゾン3ホイ4)」
「ナイトクラブ」香港、中国本土内に存在します。都会的なキャバレーみたいなものです。なにやら怪しげなイメージがありますが、貧乏人には縁の無い所です。中国内には、「歌舞廰(ガー1ウー3ティン1)」という、ショーを見せる、もう少し健全な場所もあります。

「的士高(ディー2シー4ガオ1)」
「ディスコ」中国内に多数存在します。若年層を狙った麻薬の温床となっているところも多く、時々当局による摘発の対象になります。ちなみに、中国内で麻薬に係わる犯罪は厳罰です。最高死刑(銃殺)。

「茶餐廰(チャー2ツァン1ティン1)」
香港、広東省内に広く存在します。
気の利いたちょっとしたレストランをイメージして香港を中心に一時爆発的に広まったようです。香港滞在中は、よくお世話になりました。見た目は、「ぶっかけめし屋」です。でも、味はまあまあの所もあります。(と少しフォローしておきます)

ここ10数年ぐらいの中国・広東省近辺の風俗に関連する単語を少しご紹介しました。

(「香港よもやまばなし」あと1回だけ続きます)

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2006年9月17日 (日)

中国語あれこれ その3・四声 (通算16 回)

<中国語の発音(四声)について>

中国語を少し勉強された方なら、中国語の発音補助記号として「四声」および「拼音(ピンイン)」(中国語の発音のローマ字つづり)というものがあるという事をご存知の方はかなり多いと思います。

中国語の「四声」はよく以下のような表を使って表されます。
―――――――――――――――――――――――
 <四声表>
                
 第1声 ● ● ● ● ●⇒ ●5
 第4声 ●        ▼   I
       ●    ●      ●4
          ●         I
 第2声  ●  ●    ▽  ●3
            ●○     I
 第3声  ●   ○       ●2
        ●●    ●    I
                 ▲ ●1
                                             
(第3声は、実際には低く抑えるだけで、上図の
 点線部分が発音されないことがある「半3声」)
                                             
―――――――――――――――――――――――

「四声」は外国人が中国語を勉強する上で、避けて通れないものですので、少しご紹介したいと思います。

「中国語のすすめ」  鐘ヶ江信光著 講談社現代新書より
(少し古い本ですが、中国語学習初心者が知っておくべきことがいろいろ書かれていますのでご興味のある方は是非お読みください)
「四声」について紹介した良い文章を抜粋します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
中国語には同音の漢字がかなりあります。
漢字をどうして区別するかという問題の解決方法として自然にできたものが声調(四声)です。

たとえば、中国語の「一·宜・已・益」はどれも(イー)と読みますが、四つとも(イー)では区別がつきません。
そこでこの区別をつけるために自然に発生してきたのが、「声調」です。

(a)「一」 イー(1声) 高く平らかに発音します
(b)「宜」 イー(2声) 低く発音すると同時に高く押し上げます
(c)「已」 イー(3声) 低く発声してさらに低い谷間をつくってから漸次上昇カーブを描くように発音します
(d)「益」 イー(4声) 高く発声して急降下させます

このように、同じく(イー)でも音の高さに変化があるのです。
この音の高さ低さの変化を「声調」といい、右にあげたように四種類の型がありますので、「四声」ともいいます。
つまり、「一・宜・已・益」はどれも(イー)ではありますが、それぞれの音の高さ低さのちがいによって区別できるのです。
ちょうど日本語で「ハシ」と書いただけでは「箸」か「橋」かわかりませんが、口で発音すると区別ができるのと同じです。

「四声の音の出し方」
第1声 
ラジオの時報を聞いていると、「カツ・カツ・カツ・・・・・ちーん」と聞こえます。
最後の「ちーん」は高い平らかな音で余韻を残して響きます。
この「ちーん」という、高くてしかも平らかな尾を引く調子、この型を第一声というのです。
第2声
強い語調で、「え?なにっ?」というとき、「え?」は尻上がりの調子になっているでしょう。
その調子が第二声です。低く発音して強く押し上げるのです。
第3声
がっかりしたときの「あーあ」という調子。中くぼみ型で、低音の谷間から上昇するもの。
これが三声です。
第4声
からすが「かあ、かあ」と鳴いているときの「かあ」という下降型の調子、これが第四声です。

(抜粋終わり)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

中国語の発音には、「四声」の他にも「有気音」「そり舌音」等発音を行う上で、注意を要する音がいくつかあります。
これらは、日本語の発音にはない音のため、習得には努力を要します。

語学は難しいと言えば、難しいし、易しいと言えば、これほど易しい学門はありません。
なぜなら、その国に生まれれば、「赤ちゃん」でもしゃべれるようになるものだからです。

中国語の発音はよく難しいと言われます。
でも、安心してください。
中国の人も「拼音(ピンイン)」や「四声」を意識しながら会話しているわけではありません。
(実際、中国語の単語にピンインや声調符号をふれない中国人がほとんどです。
日本人が日本語にローマ字で読み仮名をつけたり、イントネーション符号をつけないのに似ています)

中国語の習得を目指されている方は、「気楽に」学習を進めていただければ幸いです。

(中国語あれこれ その3 おわり)

中国語のすすめ 中国語のすすめ

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はじめての中国語 はじめての中国語

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2006年9月15日 (金)

中国語あれこれ その2・あやめ (通算14回)

「いずれアヤメかカキツバタ」という慣用句があります。
複数の優れたものや美しいもの(たいていは美女ですが)を前にして「甲乙付けがたい」と言う意味の褒め言葉です。

「ハナショウブ」がきれいな季節になりました。
あの独特の「あお色」には心ひかれれます。

「アヤメ」と「ハナショウブ」の違いが気になりましたので、ちょっと調べてみました。

「アヤメ」

アヤメ科の多年草。野や山などの乾いた草地などに育つ。
花期は5月から7月ごろ。
観賞用に庭にも盛んに植えられ、たくさんの園芸品種が作られている。
アヤメとは、「文目」と書き、たれさがる外花被片と呼ばれる部分の中心にできる模様からつけられた名前とのことです。

「カキツバタ」 

アヤメ科の多年草。
池や小川などの水辺に群生し、北海道から九州まで分布。
花期は5月から6月ごろ。
アヤメとの見分け方は、外花被片の中心に白いすじが入るとの事です。

「ハナショウブ」

アヤメ科の多年草。
ノハナショウブを改良した園芸品種で15cmほどもある大型の花をつける。
花は、白やむらさき、しほり模様の入ったものなどさまざま。
「端午の節句」にお風呂に入れ、「菖蒲湯」に使う「ショウブ」とは異なる。

図鑑等からわかるのはこの程度です。

今回の関連用語を辞書で確認したところ、全て対応する中国語があるようです。
(中国から伝わってきた花である可能性もあります。詳しい方、教えて下さい。)

今回は、幸いにも「日本語」に対応する必要な「中国語」がありました。
しかし、「日本語」に独自の言葉で、対応する「中国語」がない場合も往々にしてあります。
そのような場合にはどうしたら良いでしょうか。
「答え」は一つではないはずです。
考えてみて頂ければ幸いです。

たとえば私の経験から言うと、日本人の愛する「風流」などというものは中国の人に説明するのが結構難しいと思います。
中国語にもそのまま「風流」という単語があります。しかし、日本語のその意味とは違います。
中国語で「風流な男」などというとだいたい否定的な意味にとられてしまいます。
(「スケベな男」というような意味になってしまいます。)
中国語には、日本語と同じ単語でも意味の異なる言葉がかなりありますので注意が必要です。
ではこの場合、「風流」は、「自然を愛する心」とでも説明すべきでしょうか。
でもきっとピンと来てもらえないことでしょう。
日本人の「文化」、「感覚」、「歴史」の部分を説明しなければならないと思います。
私もまだ答えを出せずにいます。

「言葉」は人間が使うものです。そのため、人間が係わるありとあらゆる事が関係してきます。
また、まともな「会話」成立させるためには、それ相応の「教養」も必要とされます。
さらに、「言葉」を大切にする感覚も必要とされます。
その一端を感じて頂ければ幸いです。

また、「勉強の成果」をご報告申し上げます。
近場に「ハナショウブ」のきれいな場所がありましたら、どなたか教えて下さい。

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今回関連用語の中国語訳
「水菖蒲(スイチャンプゥ)」 アヤメ
「燕子花(イエンズホァ)」 カキツバタ
「花菖蒲(ホァチャンプゥ)、玉蝉花(ユィチャンホァ)」ハナショウブ
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(中国語あれこれ その2 おわり)

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2006年9月14日 (木)

中国語あれこれ その1・数字 (通算13回)

今回は「数字について」です。

*「0から10まで」

「0(リン)」
「1(イー)」 単独で読む場合は、「イアオ」とも発音します。
これは、「7」等と発音の上で明確に区別するためです。
101号室は「イーリンイー」では無く、通常「イアオリンイアオ」と発音します。

「2(アル)」 「2」を表すには「2(アル)」と「两(リアン)」があります。
「2(アル)」は数字や序数を表す場合、「两(リアン)」は量を表す場合に主に使われます。
例えば、
「2(アル)」 「二十(アルシー)」、「二月(アルユエ)」
「两(リアン)」 「两本书(リアンベンシュー)二冊の本」
         「两个人(リアンゴレン)二人」

「3(サン)」 
「4(スー)」
「5(ウー)」
「6(リゥ)」
「7(チー)」
「8(パー)」
「9(ジウ)」
「10(シー)」

*「数字の吉凶」

中国の人は一般に「奇数」よりも「偶数」の方が縁起が良いとするようです。

中国の人が縁起が良いとする数字は、
「2」 中国の人は一対になっているものを好みます
「6」 「溜(リウ)」に発音が似ている事から「順調」を表します。
「9」 「久(ジウ)」と発音が同じ事から「長く続く事」を表します。
などがありますが、

最も縁起が良いとする数字は、「8」のようです。
これは、広東語の「8(パッ)」の発音が「發(ファッ)」の発音に近いことから、「繁栄」を表すためです。旧正月の広東語での「明けましておめでとう」は、「恭喜發財(ゴンヘイファッチョイ)」(「發財」は、「財を成す」という意味)。この「8」が縁起が良いとする考え方は、広東省から始まったようですが、「改革開放」政策を通じ、今では中国全土に広まっているようです。
ちなみに北京オリンピックは、2008年8月8日午後8時に開幕するということです。

また、中国人にとって縁起の悪い数字は、「4」と「14」だそうです。
「4」「14」 「死(スー)」「要死(ヤオスー)死にたい」の発音に似ているためのようです。
中国人向けのアパートなどは「4階」「14階」を設けないそうです。
中国に行く機会のある方は、ご確認ください。

(中国語あれこれ その おわり)

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2006年9月11日 (月)

ビジネス中国語 その4・接待 (通算10回)

5月に入りました。今年の日本の5月は、既に梅雨に入ったかと思えるような雨降りのお天気が続いています。しかし、昨日、おとついはひさびさに「五月晴れ」と言えるような気持ちの良いお天気でした。中国語には、「五月晴れ」という言葉はありません。中国の春先(主に4月ですが)は一般に日本の「梅雨」にあたり、しとしと雨降りが続きます。中国は秋の方が気持ちの良いお天気のようです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ビジネスの場面では、時に「接待」などというものが必要になる場面が出てくるかもしれませんね。接待は中国語で「应酬(インチョウ)」と言います。接待では、日常庶民(庶民は中国語で「老白姓(ラオバイシン)」)が口にしないようなものも紹介しなければならない場面があるかもしれません。

「蜜瓜(ミーグア)」 メロン
「龙虾(ロンシャ-)」 伊勢エビ
「加级鱼(ジアージーユィ-)」 タイ
「海曼(ハイマン)」 ハモ
「竹荚鱼(ジュージァーユィ)」 アジ
「扁鱼(ビィエンユィ)、左口鱼(ゾウコウユィ)」 ヒラメ
「三文鱼(サンウェンユィ)」 サーモン
「吞拿鱼(トゥンナーユィ)」 マグロ
「多春鱼(ドォツンユィ)」 シシャモ
「河豚(ハートゥン)」 ふぐ
-----------------------------------------------------
(中国高級食材)
「鲍鱼(バオユィ)」 あわび
「鱼翅(ユィチー)」 ふかひれ
「大东斑(ダートンバン)」 ハタ(庶民にはなじみがありませんが、高級魚です)
「燕窝(イエンウォー)」 ツバメの巣

中国語で「干杯(ガンベイ)」(日本語の「乾杯」)と言えば、「飲み干さなければならない」というしきたり(?)は良く知られていますが、これは、中国語の乾杯は直訳すると「杯を干す」という意味になるためです。飲み干したくない場合は、「随意(スイイー)」(ご自由に)と言って逃げてください。そうすると無理には勧められません。

接待はお客様(中国語は「客户(カーフ)」)の「満足」を得なければならないというところに仕事の難しさがあります。人それぞれ感じ方が違うと思いますので、同じ事をして同じような「満足」得られるとは限りません。日本人と中国人の「満足」を感じる部分も多少違うようです。

いろいろな経験を積んでいくしかないようです。

(ビジネス中国語 その4 おわり)

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