続コラム その1・文化大革命 上(通算26回)
少しご無沙汰しておりました。
長野は早、雪の季節の入り口にさしかかろうとしております。
浅間山はすでに真っ白です。
今回より少し中国の「文化大革命」について触れてみたいと思います。
中国の「文化大革命」、すでに良く御存知の方もいらっしゃると思います。
百科事典等によりますと「中国の「文化大革命」は、1960年代後半から1970年代前半まで続いた毛沢東らが引き起こした権力闘争を言う。」等となっています。
日本でいうと「高度経済成長」後半、中国でいうと現在60歳台の人が20歳の頃の出来事という事になるでしょうか。まだ、それほど大昔の出来事というわけではありません。
内容としては、引き続き百科事典を見ると、「(文化大革命は、)はじめ毛沢東指示のもと、劉少奇からの政権奪権を目的として林彪の主導により進められた。林彪の事故死後は四人組に率いられて毛沢東思想に基づく独自の社会主義国家建設を目指したが、実質は中国共産党指導部における大規模な権力闘争であった。共産党指導部に煽動された暴力的な大衆運動によって、当初は事業家などの資本家層が、さらに学者、医者などの知識人等が弾圧の対象となった。しかしその後弾圧の対象は中国共産党員にも及び、多くの人材や文化財などが被害を受けた。期間中の行方不明者を含めた虐殺数は最低2000万人と言われる」となっています。
毛沢東という、たった1人の人間の「欲望」を背景とした空前絶後の「人災」でありました。
「文化大革命」中は、それ以前の中国にはあった、さまざまなものが破壊し尽くされました。
「文化大革命」前まで中国人が持っていた「礼節」もこのときに破壊されたといわれているように私は聞いています。
「道端にタンを吐き、やたらに物を捨て、信号を守らない人民。」
このような世界に有名な現代中国人は、そのような事が正しいと教えた「文革」という不幸な時代があったためにできあがっものだと私は考えています。
1980年代私は中国に留学していますが、「ピン」とアトムのような寝癖をつけたまま生徒の前に現れた中国人の先生を見た時には、カルチャーショックを受けたものです。
関係無い外国人にとっては、漫画の中の出来事のようにも感じます。
でもきっと、笑い事ではないのでしょう。
「文化大革命」は、「文革世代」の高齢化に伴い、少しずつ風化しているのかもしれません。しかし、現代中国並びに現代中国人の行動様式を理解する上では、是非、頭に入れておくべき重要な事柄だと思います。
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今回関連用語の中国語訳(普通話)
「文化大革命/十年動乱
(ウェン2ホア4ダー4ガー2ミン4/シー2ニェン2ドン4ルアン4)
文化大革命」
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(続コラムその2・文化大革命 中 に続きます)
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