香港よもやまばなし その3・中秋節(通算19回)
先週高校野球も終わり、まだ夏の名残は残っていますが、長野はだいぶ涼しくなりました。
桃、なし、りんご、果物がおいしい季節です。
さんまを焼くいいにおいも街にあふれています。
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日本人にはほぼ忘れかけられている行事ですが、これから約1ヶ月にわたり、中国の人にとっては、1年で2番目に重要な行事が始まります。
そうです。「中秋節」です。
「中秋節」は、日本では「仲秋の名月」として知られていますが、日本人にとって「仲秋の名月」と言えば、縁側にススキを飾り、「三方(三宝)台」と呼ばれる台に「お月見団子」を載せ、お月見をする情景が目に浮かぶのではないでしょうか。
(そういえば、縁側のある家も今ではほとんど見かけなくなりました。日本で毎年欠かさず、伝統的なお月見をする家は、アニメのサザエさん家ぐらいでしょうか?)
旧暦で8月15日の月を「仲秋の名月」といいます。
今年(2006年)は、10月6日がそれにあたります。
旧暦では、1~3月を春、4~6月を夏、7~9月を秋、10~12月を冬とし、8月は秋の真中の月なので、「中秋」というのだそうです。
もうそろそろ今ぐらいの時期、香港の街には「月餅」がでまわっていることでしょう。
日本人と中国人では、「中秋節」にかける意気込みが違います。
「中秋節」当日、香港の会社は一般に「半日出勤」になります。
(さらに翌日は、祝日でお休みになります)
「中秋節」の夜、香港の人達は家族揃っていつもより少し豪華な夕食を食べたり、「公園」に行って、ろうそくを灯した明かりの中で月を眺め夜更かししたりします。
香港の会社が一般に「半日出勤」となるのは、「正月前」と「中秋節」ぐらいです。
この事からも中国の人達の「中秋節」にかける意気込み、推して知るべしでしょう。
「中秋節」にかける想いは、香港の人達も中国大陸内に住む人達も大差無いように見受けられます。まあ、民族の「心の琴線」に触れる年中行事といった所でしょうか。日本に来ている中国の人達に対しては、日本の「中秋節」にがっかりし、「ホームシック」にならないようフォローしてあげなければなりません。
江戸時代などと違い、街の灯りの中に月の光が埋もれてしまって幾久しいですね。
たまには月など眺めてみるのは如何でしょうか。
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今回関連用語の中国語訳(普通話)
「秋刀鱼(チュー1ダオ1ユィ2)」 さんま
「桃子(タオ2ズ・)」 桃
「梨子(リー2ズ・)」 なし
「芒草(マン2ツァオ3)」 ススキ
「中秋节(ジョン1チィウ1ジェ2)」 中秋節
「月饼(ユエ4ビン3)」 月餅
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*本日までに書き溜めた文章を一気上呈させていただきました。少しでも皆様のお役に立つ部分があれば幸いです。以後、少しずつ更新してまいります。
〈日本の江戸情緒をお楽しみください。湯豆腐が好きな人が出てきます。〉
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